私が新入社員で働いていた仕事は、特別養護老人ホームでの介護職でした。介護の仕事は自分で志して勉強をして資格も取得していたので納得していたことだったのですが、そこの職場では思った以上に一人一人への介護負担が大きく、職員に対して厳しい環境でした。すでに会社を辞めたいと思っていたので整理しました。

それ以前にも介護職で別の施設で働いていたのですが、その時よりもお給料が少ない、拘束時間が長い、仕事内容がハード、休みが少ないといった状況で、良いところなしでした。

そんな環境でも、上に立つ人は、入所している高齢者にとって良いケアということを言っていて、職員に対しての待遇の改善なしに良いケアができるかと反発する気持ちを持っていました。

職員の中には鬱になり退職をした人、精神的に疲れて休職をしている人などの割合が一つの施設内とは思えないぐらい高かったですし、働いている職員も愚痴ばかり言っている状況でした。

私もそういった環境に疲れて、2年間は頑張って働いていましたが、上の人の方針についていけないし、働いていても希望が持てないし、ここでは無理かなと思いました。

幸いに資格があったので、次のところへの転職はスムーズに決まり他のところで働き始めました。

同じ高齢者福祉の現場ではありましたが、その施設よりも待遇は良く、仕事内容も楽しく、良いことばかりで、あの時に辞めた選択は間違えていなかったな、嫌なところで長く頑張ることなかったなと思えていました。

辞めることは逃げることではないと思いました。